かぼちゃ

秋になるとあちこちで見かけるのがかぼちゃです。

日本で「かぼちゃ」と言うと緑色の、そして少し黄色いところのあるあのどっしりと重たいかぼちゃを思い浮かべるでしょう。

オランダのかぼちゃはオレンジ色の大きいかぼちゃから、緑とクリーム色、黄色など色も形もかわいいものまでたくさん売りに出されています。名前まで「ポンプン」なんてかわいらしい名前です。これが秋になってくるとあちこちの家の玄関に飾られるのです。ドアの横に並べてあったり、かごにつんであったり、椅子に乗せてあったり、いかにも秋らしくディスプレイされています。もちろん家の中にも、庭にも飾ってあります。

アメリカでは感謝祭のパンプキンパイが有名なので、きっと何かいわれがあるのだろうと何人かの友達に聞きました。

「とってもきれいでしょ。だからよ」

「ただの飾り!きれいでしょう」

返ってくるのはそんな答えばかりです。飾った後はどうするの?という質問には「もちろん食べるのよ」さすがにオランダ人、無駄にはしません。
スープにしたりタルトにしたりして食べるのだそうです。ここブラバントよりもっと南に行くと、もっともっとかぼちゃも多くなるそうです。

お花屋さんや八百屋さんで、さまざまな形の小さな、かわいいかぼちゃが「5個250円!」なんて書かれて盛られています。

食べるためには中華食材店で日本風のかぼちゃを買うのですが、味は二の次、飾るために買ってみようと思い立ちました。

近くのスーパーで無料で配っている冊子のなかに「かぼちゃスープ」と「かぼちゃタルト」の作り方も書いてあります。今年はオランダかぼちゃを飾って、後はタルトにしてみよう。

10/2001

©2001 Miharu Shinohara