マイバッグ

20年も前の話になりますが、イギリスではスーパーでレジ袋をくれませんでした。商店街のお店でお買い物をする時には買い物をしたものを入れる袋やバッグを持って出かけます。
ロンドンの南のはずれの小さな町では「買い物かご」を持ってお買い物というのも珍しくはありませんでしたので、もちろん私も買い物かごを持って八百屋さんやお肉屋さんに出かけたものでした。

オランダでもやはりレジ袋はありませんでした。お金を払って買うスーバーの名前の入った袋はしっかりしていて、もったいなくて一度で捨てるわけにはいかない袋ですし、もっとしっかりした何度も使う袋も売っています。
大晦日のオリーボーレンを買いに行ったパン屋さんでもらった、お店の名前の入ったしっかりした袋は今でも大活躍です。
どんなものを買うときでも、「袋は?」と聞かれますのでいらないといえばそのまま渡してくれるので持参したバッグに入れて帰ります。


でも、イギリスでは決してしてくれなかったプレゼント用の包装はしてくれるのです。
どんなものを買っても「プレゼント?」と聞かれますので、「そうよ」と答えると包装をしてくれます。
どんなに安いものでもプレゼント用といえば、丁寧にとはいえませんがギフト用にしてもらえます。
レジ袋は不要なもの、プレゼントの包装は必要なものなのでしょう。

さて、久しぶりに帰った日本ではたくさんのレジ袋は当たり前でした。静岡ではゴミ袋が有料なのですが、レジ袋はその有料のゴミ袋の代わりに使うことが出来るのでいらないという人はいませんでした。家のすぐ近くのお店にマイバッグを持って買い物に行くので「袋は要りません」というととても驚かれ、買い物をしたすべてのものにシールを貼ってくれて、余計に時間がかかったりしました。
毎日毎日「袋は結構です」といい続けていても、どこからかレジ袋はたまっていきゴミ袋を買うことはほとんどありません。

そうしてとうとうレジ袋が有料になりました。
どのスーパーも足並みをそろえて「袋はお持ちですか?」
と聞かれるようになりました。

以前ベルリンで見つけたテラコッタ色の手織りの麻袋。


見た瞬間にこれは買い物袋にちょうど良いと一目ぼれをして手に入れました。長めの手が肩にかけるのにちょうどいいのです。
同色の糸でホンの少し刺繍をして、こんなにかわいい袋を持ってのお買い物。
持っているだけで嬉しくなってしまうマイバッグです。



6/2008

©2007 Miharu Shinohara