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実際に通っている大学生に聞くと始めはひどい部屋に住んでその後、生活しながら情報を得たり、長いウエィティングリストに登録して待っているとのこと、そうすればそのうちに大学近くのきれいなところに移ることが出来る・・・と良いなあ。 待ち合わせの時間です。不動産屋さんが持っているのは玄関の鍵。 中に入って台所、トイレ、シャワー室まずは合格。しかし待てど暮らせど家主は来ません。と言うことは実際の部屋は見ることが出来ないのです。彼らが探している「カマー」つまり貸し部屋は、台所、トイレ、シャワー室、洗濯室などが共同になっていてそれぞれ鍵のかかる個室を借りると言うもの。自分の部屋をいくらきれいにしてもこの共同部分が汚いととても住む気にはならないのです。鍵がかかったドアの向こう側、見なくても良いから借りたい!と切実に思ったそうですが、それはやはり許されない事、そこにいる全員がすごすごと引き上げたのでした。その後、息子の友達が予約した部屋も同じように約束が破られ、二人はまた傷心のうちに家路に着いたのでした。
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