チーズ市

日本からやってきた我が家のチーズ好きのために、今回はチーズ市に行く事にしました。Gouda、オランダ語ではハウダと呼びますが、あのゴーダチーズで有名な街です。

夏の間のみ毎週木曜日の午前中に、このチーズ市が開かれます。

市役所の前に大きな黄色い丸いチーズが並べられここで商談がなされるそうです。お互いの右手を叩きながら値段の交渉です。そのときのチーズの出来具合によって値段も変わっていくに違いありません。古い市役所の建物がマルクトの真ん中に建ち、かわいい民族衣装の女の子達が歩き回っています。はかり博物館があり、その中には大きな天秤で体重を量ることが出来、体重の証明書が2ユーロで発行してもらえます。もちろんチーズ、お土産品などもこのなかで買うことができるようになっています。

またマルクトではオープンマーケットが開かれ、チーズはもちろん八百屋さん、お魚屋さんもありますが観光地という事でヒンデローペンのお店があったり、陶器のお店があったりと楽しく見て回ることができるようになっています。このヒンデローペンのお店はミニチュアの家具や飾りだな、額など手ごろなお値段で買うことが出来るのでとても人気があります。また陶器のお店では花瓶やお皿などと共に陶器のパイプがたくさん並んでいます。そこで実演もしているのですが、白地のさまざまなサイズのパイプにブルーでオランダらしい絵が描いてあるものがたくさん並んでいて、ここも人気でたくさんの人が眺めています。

また“Goudaのシトロープワッフルは最高”だそうで、薄く焼いたクッキー生地の間にキャラメルがはさんであるワッフルの焼き立てを買うことが出来ます。ポファチェスと呼ばれるパンケーキの小さいもの、このお店は遠くから見たら全くたこ焼き屋さんと同じように見えるのですが、これにたくさんの粉砂糖をかけて売っています。

市役所の中を見学する事が出来るので入場料75セントを支払い中に入りました。Goudaの紋章がおられたクッションが飾られニードルポイントの椅子が並んでいます。とても古い建物の3階には近代的な内装で、新しい椅子と、テーブル、マイクが並んで会議をする事ができるようになっています。2階の結婚式が行われたりする部屋の壁は全て織物のタペストリーが張り巡らされており、そこではボビンレースの実演をしていました。

3人の女性が並んでおしゃべりをしながら、ビスケットを食べながら楽しそうにレースを作っています。傍らにおいてあった布のバックにはチェーンステッチの刺繍がされており、レースはもとよりこれも気になって仕方がありませんでした。

ゆっくり回ってもあっという間に終わってしまいそうな小さな街ですが、チーズ好きも刺繍好きも大満足で時間を忘れて長居をしてしまった一日でした。

 

©2002 Miharu Shinohara