郵便局 

日本でも郵便局や、銀行はとても混んでいてあまり行きたくないところですが、ここオランダでも、郵便局はいつも混み合っています。

以前住んでいた大きな街の郵便局は窓口が常に3〜4箇所開いていました。郵便局に入ったところにある番号札を取って、自分の順番が来るのを待つのです。
それとは別にカードや、切手などの買い物、郵便を出すなどの簡単な事は別の窓口でしてくれます。この窓口は番号札がなく、一列に並んで待つ事になります。
いつも混んでいるので、郵便を出したり、小包を出したい時にはまず番号札を取って、それから郵便窓口に並びます。
そうです、どちらか早いほうで・・・と思うのはみんな同じで多くの人がこうして番号札を持ちながら、列に並んでいます。

なぜこんなに郵便局が込むのでしょう。
郵便物の取り扱い、お金の出し入れ、トラムの切符や携帯電話のプリペイドカードを売っていたり、携帯電話そのものも扱っているので電話を買う人がいたら、その手続き、説明等などで長くなります。
それに加えて自動車の所有者の変更の手続きも郵便局です。

さて、今の我が家の近くにある郵便局、もちろん街が(村が)小さいので郵便局も小さいのですが、普通の郵便業務に加え、不在で受け取れなかった小包をとりに行くのもここなのです。
郵便専用の小さなカウンターもないので、いつも10人以上の人が待っているのが普通です。
どんなに混んでいてもオランダ人ですから、いつも陽気におしゃべりを絶やしません。仕事をゆっくりしながらお客さんとおしゃべりをしたり、隣の窓口の仕事に口を出したり、用事が終わっても必ず二言三言話しています。
みんな一体なにをしに来ているのでしょう。一人一人がものすごく時間がかかります。これだけ待ったのだから私だって長く時間をかけたいと思うのですが、いつも郵便を出すだけですのであっという間に終わってしまって、なんだかがっかりです。

今日もいつものように郵便局に行きました。
入り口のドアに張り紙がしてあります。
「今日は15時までお休みです。隣の町の郵便局へ行ってください。」
えっ?郵便局が突然お休み?
私が張り紙を解読している間にも、どんどん人が来てはがっかりして帰っていきます。さて私は、1時間くらいですから買い物をしてもう一度15時を過ぎたら来ようかしらと考えました。
だって今日は不在通知を持って荷物を取りに来たのですから、他の郵便局では間に合わないのです。アマゾンからの本がきているのですから、やっぱり今日欲しいし・・・。
そうして15時を過ぎて戻ってきました。
「今日は1日お休みです」
なんと張り紙が張り替えられていました。
わざわざ張替えに来るくらいだったら開いたら良いのに!
たくさんの人が張り紙を見てがっかりして帰るのですがあまり怒っている様子もなく、「あらあら」と言う感じで帰ってきます。
ある日突然郵便局がお休みになるなんてことは、この国ではよくある事なのかもしれません。
やっぱり何でもありの国、オランダなんだなあと思った出来事でした。

©2001 Miharu Shinohara