オランダ式、数の数え方

オランダで驚いたことと言ったら、やっぱり数の数え方というのを一番にあげる人が多いのではないかしら。

日本語でも英語でも、数字の最初から読んでいけば良いのだけれど、ここオランダでは最後の二桁は逆になるというのです。

つまり、日本語では「25」は「にじゅうご」と言うけれどオランダ語は「ご、と、にじゅう」と言わなくてはいけません。数字と数字の間の「と」も言わなくてはいけません。でも10代の数字は英語と同じように「15」は「ファイブティーン」、「16」は「セスティーン」と言うのだから、もう頭の中で整理がつかなくなってしまいます。

主婦はとにかく買い物をしなくてはいけないので数字を聞き取ることが出来ないと困ります。しかも日本のように素直に「何円」というのでなく、「何ギルダー何セント」と数字が2段階あるのですから。「6と30ギルダー、5と80セント」なんて言われても理解できるわけがないでしょう?これ「36ギルダー85セント」のことですって。

そこでレジの表示された数字を見て支払いをすればよいのだ!と思い立ったのですが、ん?なんか変。戻ってくるはずのお釣りがなかったり、これはいらないと返されたり・・・。なんとオランダには「1セント」硬貨がないのです。最後の一桁は2捨3入、7捨8入するのですって。「22セント」の時は「20セント」しか払わなくても良いけれど、「23セント」の時は「25セント」支払わなくてはいけないのです。

おまけに硬貨には名前がついていて「10セント持ってる?」と聞かずに「ダブルチェ持ってる?」なんて聞かれたりするので、毎日の買い物はちょっとしたイベントみたいです。他にすることがないからそれが楽しみだったりするのですけれど。

近所の集まりでそのことを話題にしたことがあるのですが、反対に驚かれてしまって「どうしてそんなややこしいの?普通に言ったら良いのに」、「ねえ、ねえ、みんな聞いて日本の数の数え方って変よ」なんて言われてしまって絶句してしまいました。

オランダ人の頭の中って一体どんな風になっているんだろう。

 

©2001 Miharu Shinohara