お針子日記

2006年12月8日
オランダからヨープとナニレイがやってきました。
大きなトランクを引いて、ソウル、沖縄、京都、そうして清水に2泊3日、今日東京へ出発しました。
富士山が大好きな二人はまず三保の先端へ富士山を見に、河岸やスーパーも楽しみました。
日本の染織を研究しているナニレイは芹沢博物館もお気に入りです。藍染工房ではたくさんの古い渋紙の型のコレクションやその変化などを教えていただき、本当はお休みだった渋染めの鞄やさん、棚卸中にもかかわらずいろいろ見せていただきナニレイのお気に入りバッグが増えました。
どうしても行きたかった東照宮はロープウェイの点検中!
海岸のほうから1153段の階段を上り、その上でヨープのお誕生日のお祝いしました。
そう、お誕生日には皆にケーキをご馳走するのがオランダ人です。京都「老松」のお菓子をいただきました。
駿河湾の綺麗な夕陽を眺めながらゆっくり階段を降り、またひとつ素敵な思い出が増えた清水に感謝です。

2006年11月29日
11月も終わりというのに暖かな日が続いています。
お天気の良さに誘われて「
秋野不矩美術館」へ行ってきました。
靴を脱いで入る美術館は初めてですが、ひんやりとした感触が気持ちよくゆったりと絵を眺める事が出来ました。
美術館は丘の上に、周りの何にも邪魔されずに建っていました。
全体像がつかめない、、いったいどんな形をしているのかしら、不思議な建物でした。
わらの混じった漆喰の壁や大きな木の扉、それをくぐると大きなインドを描いた絵が並んでいます。
秋の一日の楽しいドライブでした。

2006年11月20日
清水のエスジーポートカルチャーセンターで各お教室の展示会をしています。
パッチワークやトールペイント、フラワーアレンジメントと一緒にハーダンガーも展示をしています。
同じデザインでも生地や糸の色が変わると全く違った印象になりますし、糸の色で生地の色も違って見えたり、とたくさん並んでいるととても楽しいです。
26日日曜日まで、静岡ガス、エスジーポートです。

2006年11月17日

友達の一美さんはフラワーアレンジメントの先生です。
おしゃべりをしながら花遊びを!というお誘いを頂いて逗子まで出かけました。一美さん設計の素敵なお宅を一歩はいると、いえ入る前からお花があふれている一美ワールドの始まりです。
クリスマスに向けてのたくさんのリース壁飾りがあふれお花畑に来てしまったのかしらと・・・。
口も手も忙しく動かしあっという間にリボンでバラの花がいくつも出来上がり、花びらを重ねてのブローチ、オーナメント・・・気がつけばもう帰る時間です。
いつも色数の少ない世界にいるのでこんな風にたくさんの色に囲まれている一美さんがうらやましく、心がスキップをしているようでした。またぜひ遊びに行かせてね。

2006年11月13日
たまにはこんな日もありますよね。
綺麗なグリーンのテーブルセンターの中心のかがりで悩んでいます。何回か刺してみて、どれも気に入らない・・・。
刺しては解いての繰り返しが嫌になり、麻色の細長ドイリーのかがり・・やっぱり決まらないなぁ。
気を取り直して途中で止まっているアジュール刺繍のセンター。
刺してみたけどやっぱり気に入りません。
結局今日一日終ってみたら解くものばかりが残ってしまいました。
先週手に入れたこげ茶の生地で何を作ろうかと考えながらだったのがいけないのかしら。
明日は心を入れ替えて、落ち着いてまず解く事から始めよう。

2006年11月4日

秋の行楽シーズン、今日は白糸の滝まで足を延ばしてきました。水のカーテンのように横に広がった滝、名前の通り綺麗な滝でした。すぐそばには豪快な音止めの滝、その滝を眺めながらのお食事、木の葉も色づいて、秋の一日を楽しみました。
この美しい季節を逃してはいけないと日々楽しんでいます。
家のすぐそばの海岸も良く散歩するのですが、秋はやっぱり山へ足が向いてしまいます。

2006年11月2日

焼津の花沢の里へ行ってきました。
まだ紅葉には早かったのですが、山間の小さな村の小道を歩いてきました。長屋門造りという古い民家がそのまま残されています。蜜柑栽培が栄えた頃に収穫のために雇われた人たちの寝室として使われていたそうです。
しばらく散歩した後に古民家の庭でコーヒータイム。
手仕事をしていると座っている事が多いので、素敵なお散歩道が嬉しいです。

2006年10月21日

毎年この時期になると秋の信州に出かけます。
蓼科や八ヶ岳あたりに行くことが多いのですが、今年は松本に行ってきました。松本城のすぐそばの宿でしたので夜の松本城を眺める楽しみもありました。
でも、一番の目的は松本民芸館の刺し子の展示です。
たくさんの刺し子、こぎん刺しが並んでいて何度も何度も戻ったり、眺めたり、何時間でも過ごす事が出来ます。
すけるような薄い麻の生地に一針一針丁寧に針を刺して幾何学模様を作り上げるのです。
生地が薄いので補強と防寒のためとのことですが、様々な模様を時間をかけて刺すというのは、それだけではなくやはり美しいものへの憧れでしょうか。
目を数えながら刺して幾何学模様を作ること、ハーダンガーをはじめたくさんの刺繍に共通します。
もう何年もしていないのですが、またこぎん刺しもしたくなりました。

2006年10月6日
麻のワッフル織の生地でバスタオルを作ろうと思い立ち、生地を注文しました。包みを解くと麻生地で包まれたワッフル地が出てきました。色はそうあの麻の色です。
水通しをして額縁に仕上げました。
今まで使っていたのは綿/麻のワッフル織でしたし、少しくたくたになっているので新しい麻とは雰囲気が違います。
毎日使っているときっと柔らかく優しい肌さわりになるでしょう。

2006年10月5日
「好きなものと暮らすT −染織と木工−」
登呂遺跡の中にある芹沢_介美術館。
美術館の入り口はきんもくせいの香りが、そして正面には噴水が積み上げられた石の間に見えてきます。
入館前からわくわくと期待が大きくなってきます。
紅型、型染めの着物や帯、その色使いにため息が出ます。
旅先で書かれたデッサンなどどれもこれも、いつまでみていても飽きることなく楽しめます。
同じ型で染められているのに色の組み合わせによって、全く同じものとは思えないほど印象が変わります。
休憩室から見る中庭の風景もすてきです。
何度も通いたい、お気に入りの美術館です。

2006年9月14日
暑さにすっかり参っていたのですが、この数日秋の虫が鳴いて急に涼しくなりました。
ようやく秋の仕事始め、夏休みの終わりです。
9月21日(木)は
「NHK名古屋文化センター」で一日講習会があります。ポケットティッシュケースを作ります。
いつも通り過ぎてしまう名古屋駅で降りるのは初めて。
家の中で針を持っていればニコニコ満足なのですが、お声をかけていただくと、それもまた嬉しくて新しい一歩も楽しみです。
楽しみとドキドキの半分半分かな。
名古屋という街が急に近くなりました。

日時 9月21日(木) 13:00〜16:00
NHK文化センター 名古屋教室

2006年9月2日
作りたいもののイメージはたくさんあるけど手は2本、なかなか出来上がりません。
それに加えて「こんなものが作りたいんだけど」というお話も。
今までは必ず見本を作っていたのですが、デザインだけが手を離れてしまう事もあります。
布と糸、そしてデザインのイメージどおりに仕上げていただくととても嬉しいし、また想像しなかった出来上がりだったりも楽しいです。

©2006 Miharu Shinohara

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