お針子日記

2005年4月23日

今期まだ1勝もしていない清水エスパルスですが、今日は絶対に勝つというので応援に行ってきました。
エスパルスのチームカラーはオレンジ、少しずつ増えるオレンジ色を見ているとオランダにいるような気がしてきます。
オランダの国旗が出現し、ますますオランダ気分の中、エスパルスはめでたく初勝利をおさめました。
スタジアムの一角には富士山が眺められ、今日も本当に良い一日でした。

2005年4月15日

昨年オランダを発つ時に最後に買ったものはチューリップの球根、スキポールで50球入りのさまざまな色の球根を買ったのですが、そのほとんどが今きれいな花を咲かせています。
少し背の高いものや低いもの、本当にさまざまなのですが、これが一時に咲いて殺風景な庭が明るくなりました。
春になるとマーケットで、お花屋さんで、さまざまな色のチューリップが売られていて、それを20本、30本とまとめて花瓶にさすのがお気に入りでした。いろいろな花であふれているのですが、やはりオランダはチューリップが似合うような気がします。

2005年4月10日

ハンガリーで見つけたアンティークショップでさまざまな刺繍製品を見せていただきました。
「それはあまり古いものじゃないのよ」
ホンノ少し前のものらしいのですが、丁寧に仕上げられているカロチャのドイリーを見つけました。
ハーダンガーによく似たオープンワークの刺繍はハンガリー南部のものだそうです。
それぞれがどんな風に繋がっているのかしら、それとも何のつながりもなくそれぞれが別々に伝えられているのかしらと、考えるのもまた楽しみです。

2005年4月3日
ほっと一息ついてオランダ、ハンガリーの旅の余韻に浸っています。久しぶりに会った友達とのおしゃべりが何よりも楽しい時間でした。十数年前に始めて訪ねたときとほとんど変わらない、落ち着いた居間のグラダの家、ほんの少し手を加えるだけで全く違った表情を見せてくれます。おばあさんのテーブルクロス、そのうえにかけられた刺繍のクロス、あるときはレースで編んだものだったり、いつもこの季節にはたくさんのチューリップがあちこちに飾られていて懐かしさでいっぱいになりました。
我が家の庭でもオランダ産のチューリップのつぼみが大きくなってきました。チューリップを眺めながらオランダの思い出に浸っています。

2005年3月30日
オランダ、ハンガリーの旅から帰ってすぐに急用が出来京都で過ごして今日帰ってきました。
キット再開のお知らせをしていて、注文を頂いた方には少しお待ちいただいていましたが、明日発送いたします。

2005年3月9日
やっぱり思ったとおり・・・う〜ん残念。
去年ドイツで手に入れたシュヴァルムの小さめのテーブルセンター、下絵が書いてあったのですが、洗っても落ちないのです。
刺しながら、糸までがブルーに染まってしまって、本当に刺しあがったら落ちるのかしらと心配していたのですが・・・。
漂白剤につけること3日間。60度のお湯で洗うこと2回。
それでもブルーの色は落ちません。
乾くと薄くなって気にしなければ気にならなくなりました。
新しいはずのテーブルセンターは何度も水をくぐりアンティークみたいでそれはそれでちょっと素敵かも。
さて、次のシュヴァルマは90cm角の大作です。下絵は日本製のチャコペンです。もちろん生地の角でためしてみたのは言うまでもありません。

2005年2月27日
今日もまた日本平ホテルへ・・・。
東名は雪で閉鎖だったそうですが、清水はお天気もよく富士山もきれいでした。きれいな富士山を眺めながらのお食事とその後のお庭のお散歩と楽しく過ごしました。
京都へ行ったり来たりの生活ですが、その合間を縫ってのこんなひと時も嬉しいです。
来週はまた京都へ、その次の週はオランダ、ハンガリーへと出かけます。
この半年の間、お店の再開のお尋ねをたくさん頂き、本当に申し訳なく思いながら過ごしておりました。
23日にはオランダから戻りますので、とにかくチャートだけでも再開しようと思います。
キットも近いうちに始めますのでもうしばらくお待ちくださいね。

2005年1月30日
夕暮れ時の清水港が見たくて日本平ホテルに出かけました。
少しずつ暗くなる夕方のこの時間が一日の中で一番好きかもしれないな・・ポツン、ポツンと一つずつ灯がともる港を眺めていました。遠くに見えるコンテナヤード、工場の煙突、すべて白くてとても素敵な港です。
見ているうちに青い空がだんだん濃くなり山々も濃紺に染まってきます。
帰りがけにふと目に付いて立ち寄った「ペルシャ絨毯展」、織機に織りかけの絨毯がかかっていて、草木染で染められた絹糸で実際に織って見せてくれました。
一日に3oほどしか織ることが出来ないほど細かいものなのだそうです。
昔ながらの、その村ごとの特徴あるパタンや新しいパタン、タペストリーとたくさんの絨毯。
糸の染め、織り手、二つと同じものは出来ないそうです。
織機にかかっていた草木染の絹糸たち・・・今日も幸せな一日でした。

2005年1月28日
ドイツの段染め糸で小さなドイリーが出来上がりました。
色の組み合わせが楽しくてあっという間に出来あがりました。
赤も青も鮮やかな色なのに落ち着いているのは濃灰が大きいからでしょうか。
段染めの糸は自分の意思とは違った配色ができあがり、それはそれでその意外な出来上がりを楽しむことが出来るので、一束で出来るこんな小さなドイリーは気分転換にはぴったりです。

2005年1月21日
シャワーが壊れたので修理やさんを待ちながら針を持とうと思ったのですが、ちょっと思惑が外れてしまいました。
というのはオランダでは修理やさんはいつ来るかわかりません。
果たして本当に来るのか・・という不安を持ちながらチクチクしていると待つということもあまり苦にならなかったのです。
ところがここは日本、指定された時間に遅れるということもなく、しかも来る直前にもう一度確認の電話までありました。
「待つ」という気分にもならず、あっという間にシャワーは直ってしまいました。
窓の外は明るくて、当てもなく待つということもなければ、お針は進まないのかも。

2005年1月20日

あっという間にお正月も過ぎて、1月も終わりが近づいています。
12月半ばからは横浜や京都で過ごしてようやく清水に帰って来たところです。
懐かしい元町を歩いたり、以前すんでいたところを訪ねたりと横浜での生活を楽しみました。
そうして久しぶりの日本のお正月は京都で・・嵐山では雪がちらつきいかにも京都らしい風情もあり、寒かったけれどその寒さがオランダの冬と重なって懐かしいとも思ってしまいました。
手描き友禅の工房も訪ね、その色の美しさ、色の重ね方も素敵でいつまで見ていても飽きることもなく楽しんできました。
久しぶりに戻った清水はまた新鮮で、新たな地のような気がします。
ようやく第一歩の始まりかしら。
たくさんの刺しかけがあるのですが、今日は以前頂いた段染め糸を取り出しました。ブルーとグレイ、赤の混じった素敵な糸で小さなドイリーを作ってみたくなりました。

 

©2005 Miharu Shinohara

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