お針子日記

 

2006年8月18日
夏休みは楽しみがたくさんあってなかなか針を持つ時間が取れないのがわかっているので、夏になる前に小さなドイリーのセットをいくつかセットして、少しの時間でも楽しめるようにと考えてみました。
小さなドイリーでもやっぱり試行錯誤、サイズは決まっていても形やステッチはなかなか決まらず、刺してみたり解いてみたり、他のものに移ってみたり。
でもそのおかげで出来上がる時はほとんど同時に、出来上がります。細切れ時間で出来た小さなドイリーたち、どれもなかなかかわいいです。

2006年8月6日

清水港の花火の日です。三保半島の先端からちょうど対岸になる花火を楽しみました。
オランダでは花火は大晦日、寒い日のものでした。コートを着て震えながら花火を楽しんだのですが、暑さの中の海からの風に吹かれながらの花火のほうがやっぱりいいかなぁ。
オランダでもイギリスでも夏は10時頃まで明るいので花火ができないという事なのでしょうね。

2006年8月5日

静岡から安倍川を渡ったところ安倍川の支流の藁科川に鮎の友つりのお供に行ってきました。
お天気が良かったのと、朝早かったのでとても気持ちが良く,川辺に椅子を出してお茶を飲みながら、本を読んだりもちろん刺繍をしたり、暑くなったら足を川につけにいったりと楽しんできました。朝のほんの少しの時間をこんな風に過ごす事が出来るのです。さて成果は・・・でした。

2006年8月1日
7年ぶりの友達に会いに横浜へ行ってきました。
オランダへ行く前にお会いして以来、すごく久しぶりでしたのでとても楽しみでした。
一年に数度、集まるお仲間でしたが、去年の続きのような、でもお会いしなかった間の話題がたくさんありすぎて、話はあちらに飛び、こちらに飛び本当に楽しいひと時でした。
次回はいつ??もうすぐそこに決めてきてしまいました。

2006年7月29日
オーストラリアの旅行中、本当に不注意に、しかもお針子の命の指を2本も、火傷をしてしまったのですが、その指もそろそろ復活してきました。
我が家のディッシュウォッシャーがフル回転で働いてくれたり、お庭仕事やお買い物、その上傷の手当てまで、いつもより楽チンの生活でしたが、針を持つ手ではないものの、お針生活がとても不自由でした。
やっぱりお針が出来ないのはちょっと困るなぁ、これからはこんな不注意な怪我をしないように気をつけよう。

2006年7月20日
冬のオーストラリアから帰ってきました。
明るい雰囲気の冬なので寒さもあまり感じず、カフェのテラスでお茶を楽しむ事も出来ました。
トラムに乗ったり、街をぶらぶらしたり、本当にゆっくりのんびりしてきました。メルボルンもシドニーも明るくてさわやかな風が吹いていましたし、街の人たちも親切で楽しく過ごしました。
「動物園でディナー」というイベントがあったので楽しみにしていたのですが、暗くなった動物園の中のレストラン、「日本庭園」も真っ暗な中でした。
レストランでは「Wagyu(和牛) ビーフ」「Kurobuta(黒豚) ポーク」が人気なのだとか。
確かに和牛ビーフはおいしかったです。

2006年7月9日
今日は朝から荷造り、明日からのオーストラリア旅行の準備に追われていました。
「コートを持ってくるように」といわれたのですが、どのくらいの厚さのコートがいるのでしょう。この暑さの中、一番厚いコートは持って行きたくないし。
お洗濯してしまった冬物にももう一度でてきてもらわなくてはいけません。でも一番準備に時間がかかったのは刺繍道具だという事は大きな声ではいえません。
チャートを見なくてもさせるようにちゃんと準備していかないと。
連れには仕事があるので私は一人で街をぶらぶら歩いているか、カフェでお茶か、やっぱり刺繍か、やっぱり準備が必要です。

2006年7月8日
清水七夕祭りに行ってきました。
たくさんの七夕飾りが清水銀座商店街に飾られていて、とても賑やかでした。
驚いたのはどこにこんなにたくさんの人がいたのだろうと思うくらいの人の多さです。
いつもは静かでのんびりした街が今日は東京銀座にも負けないくらいの大賑わいでした。

2006年7月4日

横浜から風薫るあざみ野の「アザミネーゼ」というお菓子が届きました。アーモンドの粉を使ったダッグワーズ、あざみ野の香りなんだそうです。
早速紅茶と共に頂きましたがさっくりしておいしかったです。
雨が降ると出かける事が少なくて、でもこうしてお茶をする事が増えてお針はあまり進みません。

2006年6月1日
あっという間に6月、今週はのんびりしていますが、お針の手がとまっていたというわけではありません。
キラキラと輝くような雪の結晶のドイリーやバッグの刺繍部分が完成しました。季節外れな雪の結晶・・・春の雪ってことでしょうか?しばらく眺めていると違う名前が出てくるでしょうか・・?
さてこれからバッグの縫製にかからなくては・・・これがなかなか難しい、お仕立て隊になかなか変身できないなぁ。

2006年5月28日

お天気が良い時はお庭でお茶を・・・と思っていたのですがそれがようやく実現しました。
久しぶりに焼いたアップルマフィンとマグを持ってお庭に出ました。ほんのお茶いっぱいの時間だけ・・・。
こんな時に思い出すのはイギリス時代のお隣さん、サビーナの事。いつもたくさんの手づくりタルトやケーキを用意して、ティタイムを楽しんでいました。
教えてもらったたくさんのレシピは大事な宝物です。

2006年5月27日

5月は大忙しで京都、横浜、京都と出かけていたので、久しぶりに家でのんびりと庭を眺める時間が出来ました。
楽しみにしていたあやめは花を一つ見ただけで終ってしまいましたがミニバラがたくさんの花をつけていましたし、一目ぼれで買ってしまった山アジサイも咲いていました。
1年半前に越してきた時はなぁんにもない庭だったのですが、あちこちから戴いた苗が少しずつ広がり始めています。
こぼれ種から咲いたニゲラも見つけました。
ホッと心が和むひと時です。

2006年5月9日
京都からの帰り道、少しより道をして信楽を回ってきました。
一人の時は新幹線での往復ですし、車の時も東名をスーッと走ってしまうのですが、たまにはこんな寄り道も楽しみです。
陶器市が開催されていて賑やかな駅前、もちろん素通りは出来ません。お気に入りの古谷さんの粉引きの小鉢を手に入れてすっかりご機嫌で帰ってきました。
お漬物にも果物にも毎日大活躍です。
もう一つのご機嫌は、仕事場用のマグを探してきた夫の手には同じようなデザインのカップがあった事かしら。

2006年5月1日

いったい何本あるのでしょうか。
こんなにたくさんの色とりどりのバラの花を頂いた事はありません。頂いた当初は部屋に飾っていたのですが、あまりにもきれいなのと、そばを歩くたびに香ってくるバラの香りを他の人にもおすそ分けしたくて玄関に持って行きました。
バラの花の生産も静岡が日本一なのだそうです。
毎日眺めて楽しんでいます。

2006年4月15日
春とは名ばかりでなかなか暖かくなりません。
おまけに雨が良く降るので家にいる事が出来て嬉しいです。
今日は一日生地を眺めながら楽しんでいました。
小さな生地はポケットテッシュカバーに、しっかりした麻地でバッグを作りたいし、小さなドイリーやセンター、さてデザインは決まったし、あとは手を動かすだけ・・それが一番の問題です。
手が4本、一日が36時間くらいあったらいいのに。

2006年4月12日
あっという間に桜の季節が終りました。
今年は大井川、興津川の上流をのんびりと散策したり、蒲原の御殿山の桜祭り、買い物の途中に大沢川沿いを車で走ったり、そうしてもちろん、日本平越えも素敵な桜の風景ですし、たくさんの桜を楽しみました。
新聞やテレビで桜染めの事が話題になっていたのですが、まだつぼみのうちの山桜の枝を使うのだとか。
染井吉野も枝垂桜も山桜も八重桜もそれぞれの美しさがあるし、ほんの一輪か二輪咲きはじめた頃も、満開はもちろん、はらはらと散り始めて若葉がのぞきだした頃も、こんなに楽しめるのに、そのつぼみのうちに切ってしまうのはなんだかかわいそうな気がします。
それとも花芽がついてから剪定をするのかしら・・・。

2006年3月29日

桜が咲いているというので大井川鉄道に乗ってきました。
蒸気機関車以外の電車も古い形でなんだか懐かしい雰囲気がいっぱいです。
家山から終点まで乗って帰りはSL列車に乗ってきました。
桜が散っているのかと思ったら雪がちらちら、そろそろ満開なのになかなか暖かくならず桜も咲いていいのか迷ってしまいそうです。

2006年3月27日

今年もお隣からたくさんの金柑をいただきました。
お隣のお庭の大きな金柑の木に今年もたくさんの実がなっているのが気になっていたのです。
小さいのできざんで種を出すのが大変なのですが、少し苦味があってもちろんそのままパンにつけたり、パウンドケーキに入れたりといろいろ楽しめそうです。

2006年3月24日

オランダのお土産に頂いたのはジェネバというお酒です。
こんなにかわいいビンに入って、その上陶器の靴の飾りがついています。
飲むためには靴をはずさないといけないので、なかなかあけることが出来ません。
そのうち気がつかないうちに誰かがあけているかも

2006年3月22日
京都には何度も行っているのですが、いつも新幹線の時間ぎりぎりに京都駅に行くので、駅ビルになっている伊勢丹によるのは今日が初めてでした。
普通はジグザクになっているエスカレーターがどこまでもまっすぐ進行方向に連なっていて、吹き抜けになっている空間の大きさに驚きました。
電車の時間まで、駅構内が見下ろせるテラスで熱い紅茶とケーキでティタイムです。
暖かなひざ掛けが用意されていて足元は暖かですし、少し冷たい空気が気持ちよく、時間調整にちょうど良いなと思いました。
いつも同じところを歩いていると気がつかないのですが、少し時間があるときはこんな風に回り道をしてみるのも楽しみです。

2006年3月17日

18日間のオランダ、ドイツの旅から帰ってきました。
1年ぶりのオランダでしたが、やはり心地よく日々楽しく過ごせました。一日講習会もずーっと継続していた時と同じように、いえそれ以上におしゃべりと刺繍を存分に楽しみました。初めから雪がちらちらしていたのですが、最後のハンブルグに到着したころから本格的な雪に変わり3日間降り続いていました。
車も返してメトロと徒歩でのんびり市内を歩きました。
今回はオランダ、ベルギー、ドイツの港めぐりでしたので、途中のリューベックで手に入れた船のクロスステッチを仕上げました。小さな金具つきのしおりはそこのオーナーのデザインの小さな家です。ゆっくり時間のある旅先での小さな楽しみです。

2006年2月23日
最高気温が4度、明日のオランダは寒そうですが、その寒さが懐かしく、楽しみにオランダへ向けて出発します。
夕べ京都から戻ってくる新幹線の中、心はすでにオランダへと向かっていました。
一年ぶりのオランダへ行ってきます。
今回はオランダの後、北ドイツを回ってきます。
大体のスケジュールはあるものの、その日の予定はその日に決める予定です。
どんな旅になるのでしょうか、3月13日まで楽しんできます。

2006年2月15日
今日は5月か6月の陽気だったそうで、清水は暖かでした。
こんな日には富士山はかすんでしまうので、私は少し寒いくらいのほうが嬉しいのですが、庭の植物は喜んでいるみたい。
クロッカスやチューリップの芽が少しずつ伸びてきて、木の芽も少し大きくなってきたような気がします。
冬の間ジーっと止まっているような庭でしたが、その間もきっと静かに春を待っていたのでしょう。
さて、私も何か新しいことがしたいなと、布の扉を開きました。
春になると新しいものがしたくなるのは新学期という区切りがあるからでしょうか。
さて、春色の何か、春色って・・・何色?

2006年1月27日
オランダのマリーケから手紙が届きました。
隣町の手芸やさんです。
去年の秋に20年開いていたお店を閉めたそうです。
小さなお店でしたが商店街の中にありいつもたくさんの人でにぎわっていました。
生地や糸の相談をしたり、新しいステッチの話をしたりということばかりでなく、おじいさんの麻栽培の話やお孫さんの話など、
他のお客さまの途切れるのを待ちながら、おしゃべりに花を咲かせました。
今は週2回、ベビーシッターをしながら家で編み物や刺繍などの手芸の日々だそうです。
小さな町の小さなお店でしたが思い出がいっぱい詰まった懐かしいお店です。
名前が大好きな「ゆびぬき」というのもお気に入りの理由かも。
いえ、やっぱりマリーケのあの優しい笑顔が一番のお気に入りです。

2006年1月9日
あけましておめでとうございます。
年末年始を京都、横浜で過ごし清水に戻ってきました。
昨年末からの大雪で新幹線が遅れたり、高速道路も吹雪だったりで寒い年末年始でしたが、清水に戻ってホッと一息ついています。長いこと家を空けていたので家の中はクリスマスとお正月が混在し、壁にはたくさんのクリスマスカードが並んでいるのですが、こんな風にお正月とクリスマスが交じり合った雰囲気も気に入っています。
たまった家事を片付けた後クリスマスカードや年賀状ををゆっくり眺めたりするのも楽しみの一つです。

©2006 Miharu Shinohara