お針子日記

2007年4月15日

4月になるとせっせと通うのが日本平の山の中。
あちこちの家の前で筍を買うことが出来るのです。
小さな糠の袋がついているので家に帰ってすぐにゆでることが出来ます。煮物はもちろん和え物に、お味噌汁に毎日筍尽くしです。オランダで春になるとせっせと通ったアスパラ農家を思い出します。どちらも同じ春の味です。

2007年4月13日

まだ子供が小さかった頃、イギリスの野原に遊びに行くとシソに良く似た、でも触ると赤く腫れあがって痛い葉っぱがありました。
再会したのはオランダで、グラダの家では午後のお茶に出てきます。「体の中の毒を出すのでとてもよいのよ。」
お腹の中が腫れたりして・・・といいながら病みつきに。
ティーバッグもリーフも手に入れました。

2007年4月2日

桜が散ってしまわないうちに、とお花見のはしごをしてきました。
清水では船越の桜、日本平の桜、大沢川の桜、今年初めての夏日を迎えてあっという間に桜が満開になりました。
とりわけ好きなのは大沢川沿いの桜です。ほとんど歩いている人がいないのでゆっくり、散歩をしながら川沿いの道を歩きます。
買い物の途中に大きく寄り道して通ったり、桜が散ってしまうまではお花見が続きます。

2007年4月1日

今回の旅行で手に入れた一番のお気に入り、さて、いったい何に使うのでしょう。
ラベンダー色の袋の中にはさくらんぼの種がいっぱいです。
昔々、スイスの主婦が家族のために考えたホットピローだそうで、伝統的な湯たんぽより暖かさが持続するのだそうです。
電子レンジで少し暖めて肩に乗せると、それはそれは幸せな気分です。缶詰や瓶詰めのさくらんぼの副産物でしょうか。
今一番のお気に入りです。

2007年3月30日

東京はもう満開だそうですが、京都ではようやく咲きはじめたところです。桜の季節になるとあちこちの桜が気になって出かけてしまいます。桜並木、桜のトンネル、公園の桜も住宅地にぽつんと咲いている桜も大好きですが、どうしても気になってしまうのが川沿いの桜。白川通りの桜が綺麗に咲いていて、まっすぐ新幹線に乗らずに寄り道をした甲斐がありました。
本当はそれだけでなく祇園のランチというおまけ(どちらがおまけだろう)もついて、今回も京都を堪能してきました。

2007年3月25日
無事にオランダから帰ってきました。
昨年の雪がうそのように今年は暖かく過ごしやすい日が続いてどの街も楽しく過ごす事が出来ました。
昨年とほとんど同じコースだったので懐かしかったのですが、雪が30pも積もっていた昨年と、とてもよいお天気の今年では全く印象も違います。
スーツケースを片付けながら、中からでてきた一つ一つのものを手に取り、楽しかった17日間の事を思い出しています。
一つ一つ手に取りながら、思い出を綴ろうと思います。

2007年2月28日
明日からオランダ、ベルギー、ドイツ17日間の旅に出かけます。
先ほど京都から戻ったばかりですが、明日はもう出発です。
まだまだ荷造りの途中ですが、ふと気がつくとホテルの予約がすんでないところがあります。
とりあえずは息子の所に落ち着くので、それから予約するという手もありますので、とにかく荷造りが先なのです。
お正月に会ったばかりの息子を初め、昨年遊びに来たヨープとナニレイ、一年ぶりの友達・・・懐かしい顔が並んでいます。
もちろん刺繍のお仲間との講習をかねてのおしゃべり会。
今年はオランダ滞在が短いのですが、その中にたくさんの楽しみがぎゅーっとつまっています。
昨年のこの時期、オランダ、ドイツは雪が降っていましたが、さて暖冬の今年はどうでしょう?

2007年2月26日
小物作りに精を出していたのですが、いろいろなものが一気に出来上がりました。
作り始めるときは頭の中にすっかり完成図が出来ていることが多いのですが、実際に同じように出来上がるという事はありません。
少しずつの修正を加えて完成したときはほとんどがかわいい!
試行錯誤を重ねてあちこちひっくり返す事がカワイさ倍増の秘密なのに違いないのです。
さて、そうして今日もお気に入りが増えていくのです。

2007年2月15日
バレンタインデーが過ぎて我が家にもチョコレートをいくつかいただきました。さまざまなチョコレートに混じって「ポテトチップチョコレート」と言うのがありました。
塩味なのにチョコレートなのです。
思いがけない組み合わせに驚きながら、でもつい手が伸びてしまう不思議な味です。
食べるものに限らずこんな風に思っても見ない組み合わせに出会うとちょっと嬉しくなるのです。
こんな新しい組み合わせを見つけたいなと思うのです。

2007年2月12日
良いお天気に誘われてこの連休は歩く楽しみの毎日です。
さった峠を越えて富士山を見て、由比の海岸を歩いて桜海老のかきあげ、興津の寒桜まつり。すっかり春の様子の静岡ですが、富士山はまだ見ることが出来ます。
三保の海岸のお散歩もさわやかな風に吹かれて気持ちが良く、途中必ず立ち寄るのは御穂神社、必ず寄ってお参りをして帰ります。

2007年2月1日
静岡ガスの「エスジーポートカルチャーセンター」が閉鎖のため清水のお教室は終了しました。
清水の情報が盛りだくさんのこのお教室がなくなるのは淋しいのですが、4月からは新しく「静岡NHK文化センター」のお教室がはじまります。3月には一日講習会も予定しています。
静岡駅から徒歩5分ですので少し便利になるでしょうか。

一日講習会
3月20日(火) 10時〜12時
静岡NHK文化センター

小さなサシェを作ります。

2007年1月31日
たくさんの刺しかけの中から一番最初に出来上がったのはティッシュボックスカバーです。
待っていてくれる人がいるというのが一番の理由なのですが、そのほかに、これが一番仕立てが簡単だったから・・・。
お針仕事は大好きなのですが、洋裁全般から離れてしまったのでミシンを出す事が億劫になっています。
苦手なお仕立てを今年はすいす〜いと綺麗に仕上げられるようになったらいいな。
でも本当に嬉しいのは眠っている間に小人さんが仕上げてくれたらいいのだけど。

2007年1月30日
年が明けてずいぶん日が過ぎてしまいましたがようやく今年、イノシシの年が始まりました。
おめでとうございます・・のご挨拶には遅すぎますが、今年もどうぞよろしくお願い致します。
実はこのしばらくの間、ハーダンガーの手も少しペースが落ちていました。
12月に娘のところにやってきた小さな天使のかわいい事!
ハーダンガーのドレスもとてもよく似合ってかわいい!かわいい!
久しぶりの都会生活、チビチャンとの生活や友達たちとの楽しい会・・・。
西へ東へと駆け抜けてようやく清水に落ち着きました。
穏やかなお天気、窓から富士山を眺め「あ〜帰ってきたなぁ」とホッとします。
私を取り巻くさまざまなもの、大きな家具はもちろん毎朝飲む紅茶のマグ、壁にかかった小さな絵、庭のメダカも、引越をするたびに少しずつ増えた雑多なもの、それらがあるところが帰る所なんだなぁと、今日も朝からミルクティを楽しみました。
さて、今頃ですが、今年は、いえ、やっぱり今年も大好きなお針仕事に精を出し、思いつくままにお気に入りを増やそうと思います。
手始めに年末に「リネンバード」さんで見つけた生地のお稽古バッグ、小さなバッグもおそろいで。
あと少しで完成です。

©2007 Miharu Shinohara